子供に習い事をやる気にする方法
子供のやる気は移ろいやすい
習い事を始めた当初は、やる気満点で教室に通っていた子供も、月日が経つうちに、やる気を失ってしまうことがあります。
好奇心が旺盛な子供ほど、目新しいものに興味が移り、昔から続けている習い事に対するやる気が低下してしまいやすい傾向にあります。
今回は、始めたころのようなやる気を、子供にもう一度思い出させるとっておきの方法を紹介しましょう。
上達を実感させて、子供のやる気を引き出そう
子供といえども、習い事でいろんなことが出来るようになれば、嬉しいものです。
近頃、習い事に対するやる気が無くなってきているのは、子供なりに当初のような上達感を得られなくなっているからかもしれません。
そんな時は、子供に習い事の成果を実感させてやるのが一番です。
お習字や絵画であれば、昔の作品と比べるのもよいでしょう。
ピアノやサッカー、バレエなどであれば、発表会や試合などで撮ったムービーや写真を見て、一年前と今のレベルの違いを確認させてやってください。
自分自身の成長は、大人でもなかなかわからないものです。
上達を目の当たりにすることで、子供は自信とやる気を取り戻すはずです。
親の言葉がけで、子供のやる気はこんなに変わる!
子供に、上達を確認させた後は、親の言葉がけが重要になってきます。
実際に、一年前、半年前、習い始めた頃と今を比べてみると、我が子の成長に、親も多かれ少なかれ驚いているはずです。
その素直な気持ちを、言葉に表してみましょう。
むやみに「上手上手」とおだてるのではなく、
「あなたは、ここが特に上手いね」とか、「前にできなかった○○が出来るようになったのは、毎日頑張って練習したからだね」など、出来るだけ具体的に、丁寧に褒めてやるようにしましょう。
日本人は、褒めるのが得意ではないと言われることが多いですが、それは、自分たちが褒められることに慣れていないからです。
私たちも、人から褒められるとき、例えば、ただ「きれいだね」と言われるよりも、「目が魅力的」とか、「声が好み」など、具体的に言われる方が、ドキリとしてしまいますよね。
子供に、「そう言われたら、また頑張ろうと思える!」と言わせるような、的確な言葉がけで、子供のやる気を引き出してやりましょう。
目標を立てることで、子供のやる気を維持できる
子供のやる気を維持するためには、分かりやすい目標設定をすることも効果的です。
目標は、1年後、3か月後、1か月ごとなどというふうに、長期、中期、短期で3つほど設定すると良いでしょう。
あまりハードルを上げず、実現可能な目標にしておくと、子供も親も、余裕を持ちつつも、計画的に習い事に取り組んでいくことができますよ。